さーぶろぐ(仮)

28歳ついに2度目の退職、無職の世界に舞い戻ってきた。そして29歳、再び社畜の世界へ。働くの嫌い、人嫌い、身軽に生きたい、生きるのめんどい...そんなニートあがりのアラサー女が色々語るブログ。クズ女でもなんとか生きてるよ

もう男が怖いから絶対に誰にも「好かれない」努力しようと思う

元上司に仕事もプライベートもめちゃくちゃにされた2年間。

自分が確固たる自分というものを持ってなかったから、ちゃんときっぱりできなかったから、まあいいかで軽く考えてしまったから、「(好意を利用して)仕事楽になるかも」と安易に考えてしまったから、断りきれなかったから・・・

思い返せばキリがない。

こうやって文章にしようとするだけで、涙が出る。

自分が選んで決めたことには後悔はしない主義だけど、時間が戻せるなら違う選択をしたいと思うのが正直なところだ。

 

あの時点で、仕事を辞めるべきだったのだ。

好意を打ち明けられた、あの時点で。

さらに、断ったのに断りきれなかった。

諦めてくれなかった。

その時点で辞めるべきだった。

好意は相手が勝手に抱いたことで、私がなにかをしたわけではない。

でも、私が相手に好意を抱かせてしまった。なんらかの原因で。

原因は私なのだ。私の何かが、好意を抱かせてしまった。

だから私が辞めるべきだった。

向こうは会社の重要人物で、私は使い捨ての駒だ。

ルーティーンを勝手に片付けて綺麗にする、お掃除ロボットのルンバくんだ。

私の代わりはいくらでもいるし、私も会社に執着はなかった。

契約更新のたびに、辞めることも考えてたくらいだ。

そんな人物に好意を抱かせてしまった時点で、私はそこにいるべきではなかったのだ。

 

昔から職場恋愛は絶対にしないと決めていた。

今でもそうだ。

だから断った。

元々そういう対象にも見ていなかったし。

そもそも、私は元々男性が苦手なのだ。

テレビやスポーツ観戦で観る男性をかっこいいと思うことはあっても、生身の男性と仲良くなりたいとは思わなかった。

 

私が男性を苦手なのは、幼少期に遡る。

いじめられっ子だったのだ。

いじめっ子がいた。

よく「好きだからいじめる」とかいうけどそんなのではなく、本当に弱いものいじめが好きなようだった。

だから私以外にも、気の弱い子や繊細な子ばかり選んでいじめていた。

私はすごく脆かった。

だからターゲットにされたのだ。

男は弱いものいじめする。

怖い。

だから男が嫌いになった。

どうして私が傷つかないといけないのだろうと、いつも考えた。

私は何も、危害を加えるようなことはしていないのに。

自分の存在自体がいけないのかと、良く考えた。

 

いや、もっと前からかもしれない。

父親が苦手だったのだ。

父親とどう接していいかわからなかった。

どこで怒るかわからなかった。

男兄弟もいなかったから、男の人の扱いに慣れてもいなかった。

 

色々な悪要素が重なり、私は男というものに免疫がつかなかった。
だからターゲットにされてしまったのかもしれない。

私が原因だったのかもしれない。

 

昔ほどではないが、今でも男性は私の脅威だ。

怖い。

なんとか話せるようにはなったが、強い言い方をされたり、大きな声を出されれば傷ついて涙が出てしまう。

 

中学生になると、私は男子に徹底無視を決め込んだ。

無反応。

無感情。

女子とは楽しく話しても、男子には無表情だった。

泣くのもやめた。

中学に上がってクラスメイトが変わったのもあると思うが、私はそれまでとは逆に、男子に敬語を使ってもらえるようになった。

少し前までいじめられていた少女が。

男子に気を使ってもらえるようになった。

喜ばしいことである。

それでも恐怖心は消えないし、警戒心は解かなかった。

でも、男たちが自分に敬語を使って最大限気を使う様は、気持ちが良かった。

 

男が嫌いな私は、進路を女子高に設定しようと思った。

結局地元の、ほぼ女子高(クラス40人中35人が女子みたいなところ)に進んだ。

おかげさまで男子と話す機会はほとんどなく過ごせた。

男が周りにいないだけでこんなに快適なのかと思った。

高校は毎日楽しかった。規則が緩かったのもあるが。

高校生といえば周りが彼氏を作り出すころだが、私は興味がなかった。

ジャニヲタだったのもある。

ちなみにジャニーズは住む世界が違うので、男とか女とかそういうのとは違うのである、私の中では。

自分が男と仲良くするなんて想像もつかなかったし、気持ち悪いと思った。

 

しかし、そんな高校時代にひとりの男性が現れた。

フランス語の授業を選択したときの、先生だった。

ちなみに日本人。

私が出会ったことのない男性だった。

知的で優しくて、物腰が柔らかく、穏やかで温厚だった。

怒ったり大声を出したところは見たことがない。

まぁフランス語の授業なんて週に2日程度だし、そんなにたくさん見てるわけじゃないけど。

話し方がソフトなところが一番好きだった。あとはゆったりした雰囲気。

教室で授業中にふと窓を覗くと、そこから見える国語準備室(その人は国語教師)の窓際でコーヒーを嗜む先生の姿が見えた。

そのとき、私はすごく幸せな気持ちになった。

フランス語のテストもよく頑張ってた。

でも、その先生は1年で他の学校に行ってしまった。

私は人との別れで初めて泣いた。

初めて人と会えなくなることが寂しいと思った。

好きだったんだと気がついた。

 

大学に進んだ私は、サークルにも属さず、一人行動を謳歌していた。

バイトも女性が多かったし、男性がいても緊張してほとんど話さなかった。

相変わらず恋人が欲しいとも思わないし、生身の男と仲良くなる自分も想像できなかった。

まぁ、相変わらずジャニヲタだったのもある。

大学は都内に進んだので、ただのお茶の間のジャニヲタだった私が、追っかけになるきっかけになった。

そして、追っかけていたらどんどんハマって、本当に好きになってしまった。

そんなことは初めてだった。

好きだけど手が届くわけもなく、届いたところでどうにもできない。

苦しくなって、ヲタクを卒業したww

今思えば、妄想で自分のいいように妄想していたからだろうと思う。

本当の彼なんて、分からないのである。

 

大学3年のときに、ゼミに入った。

大学生活で、初めて自分の意思でコミュニティに所属した。

その先生の授業を受けたことはなかったが、3年から所属できるゼミは限られていたので、そのゼミにした。

その先生はまた、私がであったことのない男性であった。

東大卒のインテリ。理系。

想像するのは、理屈っぽくて堅物でクールで偏屈なおじさん。

けどその人は、とても穏やかで飄々としていて育ちのよさは感じさせつつも所帯じみていた。

さらに、学生と飲みに行くのが好きな気さくなおじさん。
話の内容もテレビの話や最近流行の芸能人の話、恋バナなど、学生と普通に盛り上がるのである。

男性によくありがちな、価値観を押し付けることもなく、年上だからといって決め付けたり押し付けたりすることもない。
学生に目線を合わせてくれるのである。

もちろん頭もいいし、そんな先生と話すのは楽しかった。
先生と酒を飲むと美味しかった。

あと先生は、自分の失敗談やダメなところも笑い話にして話す。
飾り気がないというか、変な見栄もないのである。

先生とは、後輩たちと一緒に未だにたまに飲むこともある。

先生のことを好きだったのかどうかはわからないが、愛人になってと言われたら即答でOKするとは思っていたww

先生の隣の席で飲むと嬉しかったし、先生に飲みに誘われると嬉しかった。

憧れの人という感じかもしれない。

 

就職先は、女社会。

前にブログでも述べたが、運送屋のコールセンターのような事務職である。

男性もたまにいるけど圧倒的に女性社員だ。

まぁ元々職場での出会いは求めていないし、そもそも出会い自体求めてはいない。

この時期も、たまに先生や後輩に会って飲むのが楽しかった。

 

こう振り返ると、男性と普通に話せるようになったのは、大学生くらいの頃。

ゼミに所属したりしたのもある。

酒を飲んだときに後輩の男子と話したりしてるうちに慣れた。

酒が入ってるのもあるが、年下だと話しやすいことに気がついた。

うちの後輩の男子は大人しくて優しい子たちなのもあるけど。

一番大きかったのは、ガールズバーバイトしたこと。

就活で忙しくなって夜のバイトをするようにしたのがきっかけだが、男性のお客さんを相手にしているうちに、話すこと自体には慣れた。

嫌な面はたくさん見たけどww

 

就職する前に男性と人並みに話せるようになれたのは、まだよかったなとは思う。

美容院やレジなんかも、男の人でも平気になった。

敬語使ってくれてお客様扱いだからというのもあるけど。

それでも昔はダメだったのだ。

 

でも男性と深い仲になることはなく、そこまで興味もなかった。

やっぱり心の奥底では、男性に対する不信感や恐怖心が残っているからである。

幸いそれまで誰も私のことを好きにならなかったので、それもありがたかった。

このままずっと、誰も私のことを好きにならないでいてほしい、ずっと放っておいてほしい、私はそう願っていた。

 

しかし、である。

その願いは叶わなかった。

物好きに、好意を抱かれてしまった。

選択肢がなかったのもある。

前職の職場は、ほとんどが子供が成人していたり孫がいるような世代の女性ばかりだった。

若いバイトの子もいるが、遠い部署だったり、すでに彼氏がいたりする。

そんな中、近くに手ごろな私がいたのだ。

奴は地元も離れててこっちに友達はいなそうだし、そもそも「あの性格じゃ友達いないよね」って周りに陰口言われるような奴だ。

出会いもないだろうし、選択肢もない。
相手にしてくれる人もいないだろう。

私は見事にハマってしまったのだ。
その上私は部下だから、毎日顔も合わせて一緒に仕事するわけで、圧力かけて自分の思い通りにだってできる。
私が自分が居づらくなるようなことはできないから。

好条件が揃いすぎてしまったのだ。

 

初めは優しかった。

自分が一方的に好意を抱いているという自覚があったのだろう。

へりくだってくれたし、怒らなかった。

私は私で、男が自分に跪くのが楽しかった。
その優越感に浸っていた。

ましてや仕事じゃ上司である。
しかも会社じゃ重要人物と使い捨ての駒。
そんな男が、使い捨ての駒に好意を抱いて必死になるんだから。

私が怒って帰る、二度と会わないと言えば、「お願いだから!」って抱きしめて引き止められた。

それが嬉しかった。
優越感だった。
相手が自分に必死になる。言いなりになる。

 

でも段々時間が経つと、本性を見せてきた。

私の言う事を聞かなくなる。

思い通りにならないと怒るようになる。

私に説教するようになる。

教師と生徒、親と子供みたいな扱いをするようになる。

私は一番最初に言った。怒る人は絶対にダメなのだと。

その時点で、その人のことを切るのだと。

でもあいつは、それすら聞かなかった。

逆切れ逆切れ逆切れ。

そしてその後優しい口調になる。

考え方はDV男と全く一緒だ。

 

説教は私のプライドを傷つけ続けた。

ただでさえ、仕事で立場が下なのだ。

能力も違う、会社での扱いも違う。

ただでさえ、劣等感がある。

だから職場恋愛が嫌なのだ。(これは恋愛じゃないけど)

肩書きがある人も嫌いなのだ。

でも、プライベートでそれが逆転することにより、均衡を維持してきたのだ。

それがなくなって親や教師のように怒ったり説教するというのは、ただの上下関係であり、この上ない屈辱なのである。

あいつは私を支配しようとした。

仕事でもプライベートでも、自分の手の届くところに置いて、離れることを許さなかった。

あいつの愛情はもう、執着というか所有欲に変わっていたのだ。
大事なおもちゃを手放したくない、という。

私の精神は蝕まれた。どんどん弱っていった。情緒不安定になっていった。

でもそんな私に、同情して反省するどころか、どんどんあいつは追い討ちを掛けていった。

私が弱いのだと。

ある日カウンセラーに無料相談に行った。

あいつがやってることは、愛情ではなく執着だとカウンセラーさんも言った。

会社を辞めた方がいい、と。

でもそれでも聞き入れられなかった。

そしてあいつは、カウンセラーさんの仕事を侮辱した。

自分に抗う者は、許せないのだろう。

 

私はもう、生きていても楽しくなくなった。

死にたいと思うようになった。

でも、親が生きてる間は死にたくなかった。

親がいなければと、何度も思った。

 

久々に人に憎悪という感情を抱いた。

私はいじめがなくなってから、嫌いな人間はいなかった。

自分に無害なら、好きでも嫌いでもないのだ。

でもあいつをどうにかして消せないかな、とも思うようになった。

でも親や家族を犯罪者の家族にしたくなかった。

要領の悪い自分に、完全犯罪なんて無理だってわかるから。

 

そのうち笑うこともあまりなくなった。

ご飯を食べても美味しいと思わないし、そもそも食欲もない。
食べることもめんどくさい。

好きな野球を見ても、楽しいと思わない。

家に帰ると、ぐったりしてすぐに寝てしまう。

仕事でも、前のように感情の抑制ができなくなった。

もうどうでもよくなってしまったのだ。

むしろ、クビにしてくれるならしてくれと、そう思った。
依願退職にしてあげるから。

あいつに煩わされて、私は余計に感情がコントロールできなくなる。

そこで問題児扱いされるのは私だ。

私はだんだん会社の邪魔ものになった。

 

私は、元々は、前の仕事はそこまで嫌いじゃなかった。

確かにいちいち細かいし電話は嫌いだ、でも慣れてしまえばそこまで我慢できないことじゃない。

前はそこまで煩わされるものがなかったから、もうちょっと仕事を頑張れた。

仕事だからと頑張れる範囲だった。

委託先の方には、私を頼ってくれる方もいた。

でもどうでもよくなってから、全部嫌いになった。

こんな仕事して何になるというのか。

電話で少し煩わされるだけで、そんな自分がむなしくてトイレで泣いたりした。

トイレに行く機会が増えると、そのことを咎められたりした。

全部悪循環である。

 

ある日、あいつは人前で私に公開説教した。

自分が気に食わないことで。

そして周りを味方につけた。

それは何時間も続いた。

 

私はもう限界だった。

親に電話をして、もう無理だと言った。

20代で2度転職なんて、許してくれないと思っていた。

この仕事がちゃんと続くのか、心配もしていた。

だからずっと言えなかったし決断できなかった。

仮に仕事を辞めても、わざわざ親に言うつもりはなかった。

もう大人で自己責任だからだ。

でも思わず親に電話をしていた。

 

それからしばらく経って、私は退職願を出した。

あいつには何も言わず。

もっと早くこうすればよかった。

そしたら2年も、傷つかずに済んだ。

 

先のことは正直不安もある。

でも私にはまずは逃げることが大事だった。

この場所から離れて安全な場所に避難すること。

せっかく覚えた仕事を、頼ってくれて信頼関係を築けた人もいた仕事を、捨てることにはなったけど。

正直、あいつが私のところに踏み込んでかき乱してこなければ、好きな仕事じゃないと言いつつ、なんだかんだ続けてただろうと思う。

我慢できない仕事じゃなかったし、定時であがって野球も観に行けたから、多分そんな生活でなんとなく満足できてたんだと思う。

あいつに好意さえ持たれなければ、こんなにめちゃくちゃにならなかった。

 

これからは、これでもかというくらい、男に好かれないような努力することにする。

今まで誰にも好意なんて抱かれてこなかったから、油断してた。

髪型はベリーショートにして(私にあんまり似合わないから)、話の取っ掛かりになるような趣味が分かるようなものは持たない、携帯電話は持ってないことにして(WiFi専用機だと言い張る)、会話も続かないようにして「こいつつまんない」と思わせる、もう酒ものまない設定にする(酒飲むと可愛くなるらしいから飲まない)、あとは薬指に指輪つける(彼氏もちと思わせる)、あとなんかある?