結局人と話すときって「へー」「なるほど」「マジで?(本当ですか?)」って言っとくのが一番だよな
テレ朝の「橋本×羽鳥」とか見てるけど、結局言いたいこと言い合ってるだけで、だれも人の話や意見とか興味ないし、聞こうともしないんだよね。
人が話してるときに平気で割り込んで話し始めたりするし、かと思えば一度話し始めると他の人に話させる隙も与えず延々と持論展開するし、ただみんな自分の意見を吐き出したいがために「はいはいはいはい!」って手を挙げてる。
だれも人の話を聞かないし、人が言ったことに対して何を言おうかしか考えていない。
ああいう討論番組だからちょっとオーバーなところはあるにしても、実際の会話にしたってだいたいそんなもんだよね。
現に私は他人の話聞いても、何を聞いても「ふーん」としか思わない。
私だってそれなりに考えることもあるし、意見もある。
昔は私も自分が言いたい事をよく言っていた。
でも結局、みんな言いたいだけだから、結論言う前に遮られるだけなんだよね。
私が、「これ前にテレビで見た話なんだけどね、こういうことがあってね、で、どうしたかというとね・・・(ここからが重要)」とせっかく話しても、
「そうそう、そういうことなら私もこんなこと聞いてさー・・・」って遮られて持っていかれてしまう。
一度や二度じゃない。もういっつもそう。
これって結局みんな人の言うことなんか興味ないんだよね。
自分が話すことしか考えてないんだよ。
こういうことがあると、自分が何か言うのもバカバカしくなる。
だからただ人の話を「へー」「そうなんだー」「なるほどー」「マジでー(本当ですかー)」と聞くようになった。
自分の話はしなくなった。
あっでも、私の親しい友人は、あまり自分の話はしないでひたすら聞く子が多かったから、そういう子に話していた。
大人になってもそういうスタンスでいたが、まれに物好きな奴が私をロックオンしてきて「あなたの本音が聞きたいんです!」とかほざいてきたことがあった。
私は信頼してしまい、色々話すようになったが、結局例えば「前にこれこれこんなことがあったんですけど、それで・・・」とか話してる途中に、
(看板見て)「うわあれ食べたい!」とか言う。
せっかくずっと付けていた鎧を外して、自分のことを話すようにしたというのに。
そういう奴は結局、「俺はちゃんと話聞く人間」みたいなのに酔いたいだけ。
自分に酔うために人を利用しているだけなのだ。
そもそもよく考えれば、人に腹を割って話される人というのは、自分からそんなこと言わなくても勝手に人から話される。
現に私は、あまり自分から話すタイプではないが、「あれ、この子なんか話せるなぁ」と思った人には自分からどんどん話している。
意識して選んでいるわけではないが、でもそういう子は概して聞き上手で、他の人にもそう思われていることが多い。
自分から自ら話さないということは、意識してそうしているわけではないにしろ、「別にコイツには話さなくていい」と思っているからわざわざ話すこともないのだ。
なんであの時それに気がつけなかったのだろう・・・。
ちなみに私はあまり人から相談されるタイプではないが、でも先述の通り基本的に相槌を打つだけなので、「さーちゃんって聞いてくれるよねー」とか言われる。
そんなもんですよ。
結局みんな話したいだけだから、聞いときゃいいんだよね。
それもちゃんと聞いと(くポーズとってお)けば。
話が終わったあとに「で、今私はなんの話をしていたでしょうか?」とか「話し手の心情を述べよ」とかいう問題が出るわけでもない。
だから、内容なんかよく分からなくても、ちゃんと相槌打って聞いてますよ風にしておけばいいのだ。
話し手の心理としては、自分の言いたいことを吐き出せれば満足なんだけど、受け止められている手応えがなかったり、スルーされるのは嫌なのだろう。
ボール投げたらキャッチャーが受けてくれて、「パシーン!」ってミットにおさまる音が聞きたいのだろう。
だから相槌がないとか「ふーん」とかの空返事は怒るんだよな。
ちなみに私が子供の頃は、話を聞いても相槌を打たなくて、「ねえ!」とかよく怒られた。
無視をしていたわけではなく、話しているのは聞いていたんだけど、それを相槌で表現しなきゃいけないということが分からなかったのだ。
家族に言ったらやっぱり反応はしなきゃいかんと言われて、それ以来相槌を打つようにした。
でもひたすら「うん」とか「ふーん」とか心のままに言っていたら、それはそれで怒られるようになる。
さっきの例で言う「パシーン」って音がない、というか私がキャッチングミスしまくってボールを逸らしまくったりしてる感じなんだろう。
で、行き着いたのが、「へー」「なるほどー」「マジで?(本当ですか?)」なのだ。
それで「聞いてくれる!」って思われるんだから楽なもんですよ。
しかも、それで相手が話してくれれば、自分のことは話さなくて済む。
当たり障りなく済むのだから、なんて楽なのだろう。
ちなみに自分のこと質問されたら当たり障りなく答えてる。
遮られるの絶対に嫌だから極力一言で。
「最近なににハマッてるの?」とか聞かれたら、「最近って○○とか人気らしいですよね~」とか、「友達が○○が好きだって言ってましたー」とか。
できるだけ一般論にすり替えます。
あと、最近知った凡庸性の高い技が、「質問返しをする」。
質問されたfら、同じことを質問し返して話させる。
結局質問してくるということは自分がその話をしたいってことらしいから。
それならばこちらの話はせずに、さっさと話してもらおうじゃないか。
私は質問されて一問一答式で返していたら、例のモラハラ野郎に「お前がやってることは会話じゃない!会話というのはこういうことで・・・」というような説教を電話で延々とされた。
長々と持論を展開されたが、要は回答(しかも割と詳細に)した上で、相手にも聞けということだった。
もっとざっくり言うと、ようは俺に興味を持て、質問しろよ!ということだろう。
そいつはさっき言った、人に本音を話して欲しいと言いながら、結局自分の話しか興味ない奴である。
そいつが私と話したいから色々話してくるし聞いてくるけど、自分が同じようにされないのが腹立たしいのだろう。
だから私は、前もって色々と「私とはこういう人間です」という取扱説明書を伝えたのである。
自分からあまり他人のことを聞かないことも、基本会話が一問一答式なのも説明したはずである。
それでもそいつが諦めずに引っ付いてきたのに・・・。
話が逸れたが、
それならば、私は省エネ主義なので、もう聞かれたらそのまま返せばいいと。
別に私のことはわざわざ話したくないので、というか結局自分が(人に聞かれた上で)話したいだけなのだから、もう聞かれた時点でそのまま返す。
質問しとけば興味ありますというポーズになるし、勝手にそのまま話してくれるし、こういうモラハラ野郎の要望にも応えられるし、こんな便利な技はない。
結局、自分の言葉を発信するなんて、バカバカしい。
どうせ雪合戦や枕投げにしかならない。労力の無駄。
何か思いを話したところで、「うん貴方の言う通りだね」になるわけでもない。結局人には確固たる考えがあって、人に言われたところで変わることもないし、変える気もさらさらないのだから。
そもそもみんな初めから人の話や考えなんて興味もないし、聞く気もない。
それなら別にわざわざ人に言わなくてもいいよね。
ツイッターの裏垢とか、こういうブログとか、チラシの裏的なものに書き殴ればいいのだ。
わざわざノートに書く日記とかにしないのは、不特定多数の人にぶつけている(発信している)という自己満足感が得られるから。
特定の人をサンドバックにはできないけど、こうやって「ご自由にどうぞ」的な感じだったら、壁の落書きみたいなものだったら、見る側は特定されていないし別に見たくなきゃスルーすればいいし、こっちはこっちで一応自分の外に発信しているという満足感は得られるし。
誰にも迷惑は掛からないからね。
人との会話は、ちゃんと聞いて(るポーズをとって)おけばいいのだ。
「ストラーーーーイクっ!」(野球の審判風)ってなって相手が勝手に満足できりゃそれでいいのだ。
話してそれなりの手応えがあれば、結局満足なんだからね。