さーぶろぐ(仮)

28歳ついに2度目の退職、無職の世界に舞い戻ってきた。そして29歳、再び社畜の世界へ。働くの嫌い、人嫌い、身軽に生きたい、生きるのめんどい...そんなニートあがりのアラサー女が色々語るブログ。クズ女でもなんとか生きてるよ

「お前の良さを分からないところになんか行かなくていい」

今人気のブルゾンちえみが、第一志望の大学の推薦に落ちたときに、高校時代に恩師に言われた言葉だそうです。

いい先生ですな。

彼女は成績優秀で陸上も頑張ってたみたいだし、真面目で努力家なんだろうなということはなんとなく伝わってきます。

特にこの前、24時間テレビでマラソン走ってたのをずっと見ていて、人柄がひしひし伝わってきて、思わず応援してしまいましたww

 

でも本当に、この言葉いい言葉だと思う。

推薦って何するのかわからないですけど、面接とか小論文とかですかね。

私は学科試験で進学したので、落ちたら単純に「点数が足りなかったんだ」で納得ですけど、

面接とか小論文なんて、確実な解答がないし、それだけでその人の良さが分かるのでしょうか。

そんな確実性のない、面接官の感覚とかでしかないなんとなくのもので計って、その人の良さなんてわかるの?

 

私の良さが分からない人のことなんて、放っておけばいいんですww

たかだか何十分か話しただけで、何が分かるというのだろう。

確かに、それで分かる人もいると思います。

話しただけで伝わるものを持ってる人とかね。具体的な数字とか実績とか。

でも、みんながみんな、そういう分かり易い良さを持ってる人ばかりじゃないと思うんですよ。

例えば、コツコツ着実な人とかは、実際に長く一緒にいないと分からないことじゃないですかね?

日頃の行いのよさが魅力なのであって、そんなの面接で伝わることじゃないじゃないですか。

 

スラムダンクで言うなら、ゴリとかミッチーとか流川は分かり易い才能や実績があるけど、メガネくんの良さは面接の数十分で分からないと思うんですよ。

地味で平凡で、取り立ててバスケが上手いわけでもない(強豪チームのレギュラーだからある程度は上手いんだろうけど、その中で突出しているというわけではない)。
でも、メガネくんって絶対に必要な人じゃないですか。グループにひとりは必要ですよね、ああいう人。

ああいう真面目で優しくて人当たりがよくて地に足がついた人。

主人公の花道だって、あんなんだけど、実際にバスケ部に入れてバスケやらせてみたら、荒削りだけど他の人にはない特別ないいところたくさん持ってたって感じじゃないですか。

 

人には色々な良さがあって、色々な良さを持った人がそれぞれ必要なわけですよ。

そしてその良さっていうのは、必ずしも面接や試験で計れるものばかりではないんです。

実際にいつも居る事で初めて伝わる良さを持ってる人だって、たくさんいるわけですよ。

それを全部面接で計るっていうのはね。

そんなんで分かるか!って話なわけです。

 

私は昔から、第一印象が良くないです。自分を売り込むのも、自分のことを伝えるのも苦手です。

平凡で、控えめで、人より何か突出しているというわけでもない。

だから、友達も少ないです。近づかない人が多いから。

でも、近づいてくれた人は、私の良さをすごく分かってくれるし、わりと長く付き合いが続きます。

そんなんだから、面接も苦労します。

とりあえず人手が欲しいところに雇われるだけで、何人かの中から選ばれるような選考にはまず選ばれないです。

でも、雇われたところでは、私は結構役に立ってるし慕われたり頼られたりします。

確かに私は、突出して能力があるとか、利益をもたらすとか、人を動かしたり影響したりするわけではないです。

でも、言われたことは何も言わずにやるし、文句や意見を言うこともなく、黙々と任務を遂行します。

人当たりも良くて、よく気弱な人や優しい人からも頼みごとされたり頼られたりします。「頼みやすい」んだそうです。怖くないんですよ、私は。

他の人がコミュニケーションと称して喋ってる間も、黙々作業します。その分他の人の仕事が減って、コミュニケーションに勤しめるわけじゃないですか。それって貢献じゃないですか?ww
もちろん、それで文句を言うこともありません。

私は他の人たちみたいに、「○○さんは~でずるい!」とか言いません。

職場の人の文句は言いません。そもそも、ずるいとか思わないから。どうでもいいんです。

私は私の仕事ができればそれでいいから。業務量が自分だけ多くても、それは別に、それが自分の仕事だから他の人がどうとかいちいち思いません。

掃除ロボットのルンバ君みたいなものです。みなさんが他の事をやっている間に、黙々と自分の仕事をするんです。

あと、他人に干渉したり介入したりしません。かといって、別にコミュニケーションを拒絶するわけではなく、人当たりよく接します。人間関係で悩む人が多い中、私みたいな適度な距離感保てる人って、貴重だと思うんですよ。

人畜無害が私のいいところだと思います。

でもそういうことって、なかなか面接で伝わることじゃないんです。

だから苦戦してしまいます。

 

よく、「あなたは自分が面接官なら自分を雇いますか?」って質問がありますよね。

私は、「雇います」と即答します。

そりゃ、リーダーシップが必要な「○○長」とか、人に売り込みしたり直接利益をもたらさなきゃいけない「営業」とかなら雇わないと思います。

でも、事務とかなら絶対雇う。アラサーでブランク1年だろうと、絶対に私を選びます。

私は、ブランクってそんなに悪いことだと思わないんです。

むしろ、しっかり休んだ人のほうが、「よし、仕事しよう!」って思って仕事求めてると思うし、やる気あると思うんですよ。

私を選ぶ理由としては、

・それなりの容姿(お世辞以上の勢いでよく褒められる)

・人畜無害

・真面目

・勉強熱心。できないことや苦手なことでも、自分で努力して改善する。

・自己主張が強くなくて従順

・人当たりがいい

・人に干渉しない、適度な距離感

・人間関係で問題を起こさない

・控えめで穏やかで優しい、キツくない

・頼みやすくて、確実にお願いしたことを遂行してくれる

・適度に力を抜くのが得意

・言い訳しない、素直でまず謝る

・いつも矛先や基準が他人や周りではなく自分。他人をどうこう言わない。いつでも「自分に問題があった」と考える。

・給料安くても文句言わない。お金はそこまで求めていない

とまぁ色々ありますが、なんといえばいいんですかね・・・こうやって文字に起こしても伝わりにくいんですよ。

でも、どこにでも1人私みたいな人が居たら、いいと思うんですよね。

 

でも、分からないなら仕方ない。

というか、分かるわけない。そんな書類とか面接なんかで。

よく「面接官はプロだから」とかいうけど、私の良さは分かるわけないんだよ。

他の人は私より要領良くて、見せ掛けの良さを作るのが上手いんだろう。

もちろんそれが立派な良さだよ。社会で生きるのに絶対に必要な良さ。そしてなにより、私にはそれがない、要領が悪くてうまく取り繕えない、私の決定的な欠点だ。だから他の人に負けるのは、そんな私の欠点のせいだ。

でも、もったいないなとは思う。

私の良さは、面接では分からない良さだから。実際に働いたら、絶対に「雇ってよかった」「ずっといてもらいたい」って思うはずだもん。今までそうだったから。

その前段階で判断して切り捨てちゃうんだから、もったいないなとは思う。

 

まぁこんなことここで言ってても仕方ないんですけどね。

まあとにかく、初対面で値踏みされるものに私は不利なんですよね。

大学入試みたいに、勉強して点数取ったら合格だったらいいんだけどな。