さーぶろぐ(仮)

28歳ついに2度目の退職、無職の世界に舞い戻ってきた。そして29歳、再び社畜の世界へ。働くの嫌い、人嫌い、身軽に生きたい、生きるのめんどい...そんなニートあがりのアラサー女が色々語るブログ。クズ女でもなんとか生きてるよ

ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」を初めて聴いたときの衝撃といったら

 シンプルイズザベストとは対象的に、

saadays.hatenablog.com

 

「なんじゃこの美しい曲は~!!」

っていうのがこの曲です。

 

この曲が出たとき、まだ小学生か中学生くらいだったと思うんですが、なんとも大人の歌詞で、イマイチちゃんと理解できないけど、なんか美しいというか情緒的な詞と曲調だと思いました。

それから私は高校生のとき、ポルノグラフィティのファンの友人と、武道館のコンサートに行きました。

当然アゲハ蝶も生で聴きましたが、まぁ感動ですね。
特別ファンってわけでもなく、どちらかというとファンの友人について行った感じでしたけど、聴き入ってしまいました。

独特の世界観がある曲ですよね。

 

というか、そもそも、人を想う気持ちをここまで大げさに(褒め言葉です)美しく表現できるのがすごい。

私なら「キャー!かっこいいー!!ステキー!!」で終了だからなww(←この前角中の同点HR観たときの私)

 

だってまず冒頭の歌詞が、

 

ヒラリヒラリと舞い遊ぶように
姿見せたアゲハ蝶
夏の夜の真ん中 月の下
喜びとしてのイエロー 憂いを帯びたブルーに
世の果てに似ている漆黒の羽

 

こんなん書けるかww

というか、こんな表現、思い浮かびすらしない・・・


そして、大人になった今も、イマイチよく分からない。

アゲハ蝶っていうのは想っている相手のことで、とにかく美しい(そう映る)のだろう。

なんかこんな陳腐な言葉しか浮かばない自分が情けないがww

それをここまで詞的な表現するなんて・・・さすがハセキョーを嫁にするだけある。

感受性の強い芸術肌な人なんだろうな。

 

それ以降(1番Aメロ~最後まで)の歌詞

 

旅人に尋ねてみた どこまで行くのかと いつになれば終えるのかと
旅人は答えた 終わりなどはないさ 終わらせることはできるけど

そう…じゃあ お気をつけてと見送ったのはずっと前で
ここに未だ還らない
彼が僕自身だと気付いたのは
今更になってだった

あなたに逢えた それだけでよかった
世界に光が満ちた
夢で逢えるだけでよかったのに
愛されたいと願ってしまった
世界が表情を変えた
世の果てでは空と海が交じる

詩人がたったひとひらの言の葉に込めた 意味をついに知ることはない
そう それは友に できるならあなたに届けばいいと思う

もしこれが戯曲なら なんてひどいストーリーだろう
進むことも戻ることもできずに
ただひとり舞台に立っているだけなのだから

あなたが望むのなら この身など
いつでも差し出していい
降り注ぐ火の粉の盾になろう
ただそこに一握り残った僕の想いを
すくい上げて心の隅において

あなたに逢えた それだけでよかった
世界に光が満ちた
夢で逢えるだけでよかったのに
愛されたいと願ってしまった
世界が表情を変えた
世の果てでは空と海が交じる

荒野に咲いたアゲハ蝶
揺らぐその景色の向こう
近づくことはできないオアシス
冷たい水をください
できたら愛してください
僕の肩で羽を休めておくれ

 

 

うーん・・・。

どうやったらここまでの気持ちになるんでしょうね

本当に人を愛したら、こういう文章、いや、詩が書けるようになるのでしょうか?

こういう言葉が、表現が、ポンポン出てくるようになるのでしょうか?

なんかすごいよな、本当に自分とあの人だけの世界だよなww

 

この情緒的な歌詞とマイナー調の曲調があいまって、切なくて美しい曲ですね。

日本で一番美しい曲だと思うわ

 

 

こういう詞が書ける人って、読書感想文とか苦にしなかったんだろうなぁ。

私なんか、何読んでも「ふーん」としか思わないし、「面白かった」とか「興味深かった」とか「勉強になった」程度の言葉しか思い浮かばなくて、
紙いっぱいに書くとか、原稿用紙3枚も書くこと思い浮かばなかったんですよね。

だって、「ふーん」としか思わないから。


どうやって埋めたかというと、大人が求めてそうな文のテンプレをある程度作っておいて、それで埋める。

過去の「読書感想文」集みたいなのがあれば、そこから使えそうな文章を集めておく。
そしてそれを使う。

そうすると意外と高評価だったりするww

だから私は作文や感想文は意外と得意でした。

私は、「感想文って回答があるんだな」って子供心にわかったんですよ。

感想文っていうのは、自分が思ったことを書くのではなく、教師や大人が求めている思想を回答することなのだと。

だって「ごんぎつね」の感想で、「きつねの自業自得」って言ったら怒られたからなww

 

今はネットとかでいろんな人の感想文とかが載ってると思うし、私の子供の頃より楽だろうなー。

私の子供の頃にもネットがあればね。

あるにはあったと思うけど、今ほど浸透してなかったからな。

現に私は、大学生の時は「課題図書の書評を書く」ってゼミに入ってたけど、だいたいアマゾンのレビューから使えそうな文章を拾って集めて書いてた。

でも、あの先生だったら「きつねの自業自得」って書いても怒らないだろうけどww